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貴方もこの記事を読み終わるころには勇気と希望が湧いてきますよ!
今回ご紹介するのは、日本列島改造の主役、小松D75Sドーザーショベル
の運転技術と作業内容・作業効率アップのコツですね!
それでは小松D75Sドーザーショベルを実際の記録を元に、どんな作業が出来るのか
運転する時の注意事項や掘削・積み込み・整地作業に関して重要な
運転技術を解説しますね。
乗車前、始業点検:巨獣を動かす前の「厳格な準備作業」
高度成長期の現場は、現代よりもさらに過酷でした。
24時間フル稼働も珍しくない中、D75Sの巨体を維持するためには、
乗車前の「対話」が欠かせません。
まず、足回りの点検です。D75Sはクローラ(履帯)式のため、
リンクの摩耗やブッシュの緩みが命取りになります。
ハンマーでピンを叩き、その「音」で異常を察知するのが当時も今も
変わらぬ点検業務です。
次にエンジン周りです。
巨大な直列6気筒ディーゼルエンジンのオイル量、冷却水の汚れをチェックし、
各油圧ホースに滲みがないかを確認します。
特にフロントのバケットを支えるリフトアームとシリンダーは、
掘削と積み込みの両方の負荷がかかるため、グリスアップの状態が
作業効率を左右しました。
最後に、バケットの刃(エッジ)の摩耗具合を確認し、周囲に作業員がいないか
「指差し呼称」で確認します。
重い鉄の扉を開け、独特の油の匂いが漂うキャビンへ乗り込む瞬間、
オペレーターのスイッチが入るのです。
エンジン始動:現場の空気を震わせる「咆哮」
山土積み込みの現場の朝は早くて、午前4時半ごろにはもうすでに運搬用の
10t・11tトラックが列をなして積み込み開始は今か今かと待っています。
D75Sのエンジン始動は、まさに現場の幕開けを告げる儀式の様ですね。
予熱を行い、スタータースイッチを入れると、黒煙と共に「ガガガッ」という
猛烈な金属音、そして地響きのような重低音が響き渡ります。
現代の静かな重機とは違い、マシンの鼓動が直接体に伝わるような
荒々しさが魅力でした。
始動後は、エンジンと油圧オイルを温めるための暖機運転が必須です。
この待ち時間の間、オペレーターは計器類の針を凝視します。
油圧計が適正値を示すか、異音は混じっていないか。
D75Sは当時の最新技術であったトルクコンバータ(トルコン)を搭載しており、
スムーズな変速が可能でしたが、それだけに油圧のコンディションには
敏感になる必要がありました。
バケットをゆっくりと上下させ、リフトアームの動きに淀みがないかを確認。
マシンの呼吸が安定し、排気音に力強さが増してきたところで、
いよいよ大地へと向かう準備が整います。
掘削・積み込み:一気呵成に土を剥ぐ「力技の芸術」
D75Sの最大の特長は、その「掘る」と「積む」をシームレスに行う圧倒的なパワーです。
掘削時には、自重とクローラのトラクション(接地力)を活かし、
バケットの刃を地面に深く食い込ませます。
ブルドーザー譲りの押し能力で土を削り取り、バケットを満載にしながら
前進する様は圧巻です。
ダンプに積み込む方式はI型積み込み方式とV型積み込み方式があります。
I型積み込み方式は、ドーザーショベルが掘削し掬ってきた土をバケットを
上げた状態で待機します。
そこへダンプがショベルのバケットに位置に合わせて進入し、停車、ショベルは
荷台に山土を投入します。
その後ダンプは前進、後進を繰り返して3杯から4杯を積み込むと満載になります。
もう一つの方式は、土がバケットに満ちた瞬間にアームを跳ね上げ、
機体を反転させる「Vシェイプ(V字旋回)」による積み込み作業が、
現場状況に応じて用いられていましたでした。
積み込み操作では、バケットを高く掲げたまま、ダンプトラックの
荷台ギリギリまで接近します。
当時のD75Sはレバー操作の重さもありましたが、それを繊細に操り、
荷台を傷つけずに「ドサッ」と土を落とす動作には、熟練の職人芸が求められました。
旋回時にはクローラの左右を逆に回す「スピンターン」を駆使。
泥にまみれながら、一秒でも早く、一杯でも多く土を運ぶ。
その流れるような連続動作こそが、列島改造を加速させたエンジンだったのです。
D75Sに適したダンプトラックの大きさ:黄金の組み合わせ
D75Sは、当時としては最大級の積み込み能力を誇る「大排気量マシン」でした。
このパワーを最大限に活かすための相棒が、
10トンから11トン積みの大型ダンプトラックです。
D75Sのバケット容量は約2.2〜2.6立方メートル程度あり、
計算上、わずか3杯から4杯の積み込み操作で大型ダンプを
満杯にすることができました。
もし、4トンや6トンの小型・中型ダンプを相手にすると、
D75Sのパワーが余りすぎてしまい、ダンプの入れ替え待ちで重機が
手持ち無沙汰になってしまいます。
逆に、11トンクラスのダンプを数台従え、絶え間なくピストン輸送を行う現場こそが、
D75Sが最も輝く場所でした。
バケットを高く上げた際の安定感、そして荷台へのリーチの長さ。
大型ダンプとの「黄金コンビ」が、山を切り拓き、
海を埋め立てる巨大なプロジェクトを支えていたのです。
D75Sの1日最大作業能力:土木現場の「不眠不休の鉄人」

全盛期のD75Sが1日に動かす土量は、現代の基準で見ても驚異的です。
理想的な条件下(運土距離が短く、熟練オペレーターが担当)であれば、
1時間あたり約150〜200立方メートルの土砂を処理することが可能でした。
これを8時間の通常勤務で換算すると、1日で約1,200〜1,600立方メートル。
大型ダンプにして150台〜200台分もの土を一人で捌き切る計算になります。
実際の記録では朝4時半から午後5時までの積み込み作業なので
1日300数台積み込みと記録されていました。
当時の現場は「工期が命」であり、夜通し作業が行われることも
珍しくありませんでした。
D75Sはその頑丈なフレームとエンジンで、酷使される環境に耐え抜きました。
1台のD75Sが1ヶ月稼働すれば、一つの小さな山が消え、
新しい宅地や道路の形が見えてくる。
まさに「日本列島改造」のスピード感そのものを象徴するような、
凄まじい作業能力を誇っていたのです。
林道取り付掘削工事:難所を切り拓く「孤独な先駆者」
D75Sの真価が問われたのは、人跡未踏の山奥で行われる「林道取り付工事」でした。
切り立った斜面に最初の一歩を刻むこの作業は、非常に危険で高度な技術を要します。
D75Sはクローラ式で重心が低いため、不安定な斜面でも粘り強い足腰を見せました。
まずはバケットをブルドーザーのように使い、斜面を切り崩して、
自らの「足場」を作ります。
道なき道を作る際、D75Sは前方の土を掘るだけでなく、
大きな岩をバケットの背で押し出し、倒木をなぎ倒して進みます。
掘削した土をそのまま後方のダンプに積むスペースがない場合、
バケットで土を抱えたまま旋回し、谷側へ捨てる(盛り土する)
作業を繰り返します。
泥濘(でいねい)や岩場が入り混じる難所において、力強く、
かつ精密に斜面をデザインしていくD75Sの姿は、まさに開拓者の象徴と
言ってもよいでしょう。
作業終了後の整備:激戦を終えた「戦友」への労い
一日の激務を終えたD75Sは、全身泥と油にまみれています。
高度成長期のオペレーターにとって、機械の整備は自分の命を守ることと同義です。
まず、クローラに詰まった泥や石をバールやスコップで丁寧に取り除きます。
泥が固まると、翌朝の始動時に足回りに過大な負荷がかかり、
リンクやローラーを破損させる原因になるからです。
次に、各可動部へのグリスアップです。リフトアーム、バケットのピン、
旋回部分……。
特にD75Sは激しい掘削を行うため、グリスが切れると金属同士が摩耗し、
致命的なガタが生じます。
古いグリスが押し出され、新しいグリスが「ムニュッ」と出てくるまで
ポンプを動かす。
その感触を確かめながら、各部に異常な熱や亀裂がないかを確認します。
最後に、燃料フィルタやエアクリーナの清掃を行い、
明日の猛烈な仕事に備えてマシンのコンディションを整えるのです。
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降車時の作業:プロの誇りを胸に「静寂」へ戻す
作業を終え、D75Sを休ませるまでの所作には、オペレーターの品格が現れます。
まずは土砂崩れなどの恐れのない安全な平坦で地盤の固い場所に機体を停めます。
バケットは安全のために必ず地面に接地させ、油圧ロックを掛けます。
エンジンをすぐに切るのではなく、数分間のアイドリングを行い、
高熱になったターボやエンジン内部を冷却します。
エンジンを止めると、現場を支配していた轟音が消え、静寂が訪れます。
キャビン内の清掃を行い、レバーやスイッチを所定の位置に戻します。
最後に燃料を満タンにするのは、夜間の温度差による燃料タンク内の
結露を防ぐための鉄則です。
タラップを三点支持で慎重に降り、地面に着いたらもう一度機体全体を見渡し、
異常がないか最終確認。
泥に汚れ、汗をかいた作業着でD75Sを振り返り、「今日もご苦労さん」
と心の中で呟く。
それが、列島を改造し続けた男たちのスマートな一日の終わり方でした。
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まとめ:D75Sが築いた、現代日本への礎
小松D75Sドーザーショベル。
それは、日本が最も熱かった時代を象徴する、鉄と油の芸術品でした。
ブルドーザーの力強さとショベルの器用さを併せ持つこの名機がなければ、
現在の日本のインフラはこれほど早く整うことはなかったでしょう。
現代の重機は電子制御で静かになりましたが、D75Sが示した「圧倒的な作業量」と
「現場を切り拓く不屈の精神」は、今もなお土木の現場に受け継がれています。
偉大な先駆者であるD75Sの歴史を胸に、私たちもまた、
新しい未来を切り拓いて行きたいですね!
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