土砂を制す最強タッグ!日立ZX670と小松HM300で行う浜砂盛り土の全技術

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今回ご紹介するのは、砂を制す最強タッグ!日立ZX670パワーショベルと

小松HM300アーティキュレート重ダンプで行った浜砂盛り土の全技術

小松D60Pでの整地作業や操縦技術と最大作業能力を解説!

という内容でお伝えします。

種々の作業工程と運転技術と作業効率アップのコツですね!

それでは実際の作業記録を元に、どんな作業が出来るのか?

今回は日立ZX670と小松HM300で行う浜砂盛り土工事における工事の

作業手順や工事完成までの工程を解説して行きます。

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始業点検:過酷な砂の現場からマシンを守る「防波堤」

浜砂を扱う現場での始業点検は、通常の土木作業以上に「砂対策」が重要になります。

点検の第一歩は、足回りと可動部の目視です。

日立ZX670の履帯(キャタピラ)や、小松HM300の巨大なタイヤ周辺に、

塩分を含んだ砂が固着していないかを確認します。

砂はヤスリのように関節部を摩耗させるため、各ピンへのグリスアップ状態を

必ずチェックしましょう。

次にエンジンルームです。オイルの量、冷却水の汚れに加え、

エアクリーナーの目詰まりには細心の注意を払います。

砂塵はエンジンの天敵です。

さらに、HM300のアーティキュレート(屈折)部分の油圧ホースに傷や漏れがないか、

タイヤの空気圧が接地圧を保つ適正値かを計測します。

最後に機体の周囲を一周し、死角に人や障害物がないことを

「指差し呼称」で確認します。重機のタラップを昇る際は、

必ず「三点支持」を徹底しましょう。この慎重な点検が、

マシンの寿命と現場の安全を決定づけます。

エンジン始動:巨大な心臓に息を吹き込む「プロの所作」

キャビンに収まったら、座席とミラーを調整し、シートベルトを確実に締めます。

始動前には、すべてのレバーが「中立」または「ロック」位置にあることを

確認してください。

日立ZX670、小松HM300ともに最新の電子制御を搭載しているため、

キーをONにした後、モニターのセルフチェックが完了するのを数秒待ちます。

周囲への安全をホーンで知らせ、エンジンを始動させます。

始動直後は、ターボチャージャーや油圧回路にオイルを循環させるための

暖機運転が必須です。

特に日立ZX670のような大型機は、作動油が温まるまで油圧のレスポンスが鈍いため、

数分間のアイドリングが不可欠です。

小松HM300も、トランスミッションやステアリング系の油圧を確認します。

計器類が正常値を示し、エンジン音が安定したリズムを刻み始めたら、

いよいよ作業開始です。

浜砂の現場では、微細な砂が排気系に入らないよう、アイドリング中も

マシンの挙動に神経を研ぎ澄ませましょう。

日立ZX670EL-3のバケット容量と積み込み作業

日立ZX670EL-3は、60トンクラスの大型パワーショベルであり、

そのバケット容量は標準で3.3〜4.0立方メートルにも達します。

これは一度の掘削で軽トラック数台分の土砂を掬い上げるパワーを意味します。

浜砂の積み込みでは、砂の「さらさらとした流動性」を

考慮した操作が求められます。

掘削時は、バケットの刃先を深く突き刺すのではなく、

アームを手前に引きながらバケットをスムーズに回転させ、

砂を「抱え込む」ように操作するのがコツです。砂はこぼれやすいため、

山盛り120%を狙うよりも、荷こぼれのない80〜90%でリズミカルに

ダンプへ運ぶほうが、結果的にサイクルタイムを短縮できます。

ダンプHM300への投入時は、荷台のセンターに正確に落とし、

ダンプの挙動を乱さない配慮が必要です。

日立独自の油圧システム「HIOS III」による滑らかな複合動作を駆使し、

流れるような積み込みを実現しましょう。

日立ZX670EL-3の1日最大能力:造成現場の「心臓部」

日立ZX670の作業能力は、現場の進捗そのものを左右します。

理想的な条件下(積み込み角度90度、ダンプの入れ替えがスムーズ)であれば、

1サイクル約25〜30秒で積み込みが可能です。小松HM300を満載にするには、

日立ZX670のバケットでわずか4〜5杯。

1時間あたりに換算すると、約400〜500立方メートルもの砂を捌くことができます。

これを8時間の通常稼働で計算すると、

1日の最大能力は約3,200〜4,000立方メートルという驚異的な数字になります。

大型ダンプ数百台分に相当するこの土量を、たった1台の日立ZX670が支配するのです。

ただし、浜砂の現場は足場が崩れやすいため、機体の安定を保つための

「足場固め」も作業能力のうちに含まれます。

パワーに頼るだけでなく、常に効率的な旋回ルートと足場の確保を並行して行うのが、

ベテランオペレーターの技術です。

小松HM300-5の積載容量、走行性能・能力:不整地の「運び屋」

積み込まれた砂を運ぶ主役が、小松HM300-5(アーティキュレートダンプ)です。

その最大積載量は28.0トン(平積容量11.7立方メートル、山積17.1立方メートル)

を誇ります。

浜砂のような不安定な路面でも、小松HM300-5の真価が発揮されます。

その最大の特徴は、前後の車体が屈折するアーティキュレート機構と、

全軸駆動(6輪駆動)の強力なトラクションです。

路面状況に応じて自動で最適な駆動配分を行う「小松トラクションコントロールシステム

(KTCS)」により、深い砂地でもスタック(埋没)することなく、

力強く加速します。

また、最高速度は時速58kmに達し、広い現場内をハイスピードで、

ピストン輸送することが可能です。

さらに、コマツ独自の油圧サスペンションが振動を吸収するため、

過酷な路面でもドライバーの疲労を軽減し、

安定した運搬を継続できる能力を持っています。

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小松HM300-5の作業距離と1日最大能力:ピストン輸送の極意

小松HM300-5の効率を最大化する運搬距離は、片道300m〜1km程度が理想的です。

日立ZX670との連携において、運搬距離が500m程度であれば、

3〜4台の小松HM300を投入することで、日立ZX670を待たせることなく、

絶え間ない作業サイクルを確立できます。

1日の最大能力としては、1台あたり約800〜1,000立方メートルの運搬が可能です

(距離や勾配による)。

複数台体制であれば、前述の日立ZX670の掘削能力とほぼ一致させることができ、

一日で広大なエリアに浜砂を盛り付けることができます。

盛り土ポイントでのダンプアップ(排土)時は、車体が屈折している状態を避け、

なるべく直線的な体勢で傾けるのが転倒防止の鉄則です。

砂の重みを活かし、スムーズに排土するその姿は、

造成現場のダイナミズムを象徴しています。

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 運搬作業終了後のD60Pで整地作業:仕上がりは+-5センチ

HM300が次々と運び込んだ砂の山を、美しい盛り土へと仕上げるのが、

小松D60P(湿地ブルドーザー)の役割です。

浜砂は接地圧が高いと沈み込みやすいため、幅の広い履帯を持つ湿地仕様(P仕様)

のD60が最も適しています。

運ばれた砂をブレードで薄く広げ、計画図通りの高さと勾配に整えていきます。

整地作業のコツは、砂の「締まり」を考慮することです。

砂は水を含むと締まり、乾燥すると流れます。

D60Pの自重を活かして何度も往復し、クローラで踏み固める(転圧)ことで、

崩れにくい盛り土を形成します。

特に法面(のりめん)の仕上げでは、ブレードを繊細に操り、

ミリ単位の精度で面を出していきます。夕暮れ時、日立ZX670と小松HM300が

去った後の現場に、D60Pが描き出したフラットで広大な砂のキャンバスが

広がる様子は、土木工事の美学そのものです。

実際の盛り土工事:大型重機の脅威のパワー

広大な浜砂採取場に縦約80m、横約80m、高さ約10mの盛り土工事を

施工しました。

立方数としては約64000㎤になる工事です。

使用した重機は、日立ZX670、2.5~3.0㎥積のバケットを装備した大型パワーショベル

小松HM300アーティキュレート重ダンプ2台、整地用ブルに小松D60P、

4名のオペレーターと現場監督。

浜砂の掘削、積み込み、運搬集積ですが、建設材料が浜砂なので雨降りなどの

天候に左右されず、順調に工事を進め、予定通りの工程で工事を完成出来ました。

運搬距離は200m程度、積載量は約20㎥、運搬回数は1日70~80台×2台、

つまり、重ダンプ2台で1日3,200㎥を運搬して20日間余りで盛り土工事が完了です。

日立ZX670が小松HM300の荷台に5杯~6杯の砂を積み込みます。

小松HM300は、盛り土をする場所にダンプを上げ砂を置き逃げします。

小松D60Pがその砂を均して締め固めます。

小松D60Pが均したその上に小松HM300が砂を空けて行きます。

工事の初期はこの工程の繰り返しである程度の高さまで盛り土をします。

小松HM300が運搬する為に必要な広さと高さが作られたら、

盛り土方法の変更をして作業効率をアップします。

施工日数約20日程度で浜砂盛り土工事は無事故で完成出来ました。

日立ZX670と小松HM300がとても頼もしく感じた重機工事でした。

降車時の作業:明日のパフォーマンスを約束する「礼儀」

作業を終え、マシンを休ませるまでの所作には、オペレーターの品格が現れます。

まず、機体は平坦で地盤の強固な場所に停めます。

日立ZX670のバケットと小松D60Pのブレードは必ず地面に接地させ、

小松HM300の荷台は完全に下げておきます。

エンジンをすぐに切るのではなく、数分間のアイドリングを行い、

高熱になったターボやエンジン内部を冷却(アフタークーリング)させます。

エンジン停止後は、砂や塩分による腐食を防ぐため、可能な限り足回りの清掃を行い、

燃料を満タンにします。

これはタンク内の結露を防ぐための鉄則です。

最後にキャビン内を清掃し、忘れ物がないかを確認。

降車時は「三点支持」を徹底し、後ろ向きにゆっくりと地面へ。

地面に足がついたら、もう一度マシンを振り返り、今日の働きを労いつつ

異常がないか最終確認します。

この丁寧な締めくくりが、明日の安全なスタートを約束します。

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全国登録教習機関協会

まとめ:重機の競演が創り出す、未来のグランドデザイン

日立ZX670の圧倒的な掘削力、小松HM300の機動力、そしてD60Pの緻密な仕上げ。

メーカーの枠を超えたこれらの重機が阿吽の呼吸で連動することで、

ただの「砂の山」は、確かな「大地の礎」へと姿を変えます。

浜砂盛り土という過酷な現場を支えるのは、マシンのスペックだけではありません。

それを操るあなたの、始業点検から降車作業に至るまでの「基本への忠実さ」と、

土との対話能力です。

今日学んだ技術を胸に、明日も安全第一で、素晴らしい大地を創り上げましょう!

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最後まで読んでいただき有難う御座います。

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