こんにちは、どうもネクスターズのヒカルです。
いつもネクスターズを応援して頂いて有難う御座います。
今回ご紹介するのは、「日産キャラバン福祉車両は介護老人の救世主」
という内容で日産キャラバン福祉車両のドライバーとして働くヒカルさんの
仕事ぶりを紹介します。
朝の光が差し込む施設の駐車場。
ドライバーのヒカルさんが優しくキーを差し込むと、
日産キャラバン福祉車両が静かに目を覚まします。
この車は単なる移動手段ではありません。
歩行が困難なお年寄りにとって、外の世界と大切な場所を繋ぐ「夢の架け橋」であり、
まさに救世主そのものです。
今日も誰かの「ありがとう」に会うために、ヒカルさんと
キャラバンの温かい1日が始まります。
始業点検とアルコールチェック
ヒカルさんの一日は、厳格な安全管理から始まります。
まずはスマートフォン型の検知器を使い、毎日のルーティンであるアルコールチェック。
結果を送信し、完全にクリーンであることを確認して初めて「プロのハンドル」
を握る資格を得ます。
続いて相棒である日産キャラバンの始業点検です。
タイヤの空気圧、ブレーキランプの点灯確認はもちろん、福祉車両の命とも言える
車椅子用リフトの昇降テスト、固定用ワイヤーの摩耗チェックを入念に行います。
このキャラバンは最大7人の利用者さんを乗せることができる特別な設計。
全員の命を預かる重みを胸に、ヒカルはネジ一本の緩みも見逃さないよう、
指差し呼称で確認を進めていきます。
介護士さんと本日の送迎の打ち合わせ
点検が終わると、本日同乗する介護士さんとの大切なミーティングです。
今日の送迎ルートの確認だけでなく、利用者さん一人ひとりの
「最新の心身の状態」を細かく共有し合います。
「〇〇さんは昨日から少し腰を痛めていらっしゃいます」
「〇〇さんは車酔いしやすいので注意してください」といった
介護士さんの言葉を、ヒカルさんは運行表に素早く書き留めていきます。
ただ目的地へ向かうだけでなく、いかにストレスなく快適に
移動していただけるか。
ドライバーの運転技術と、介護士さんの専門知識がパズルの
ピースのように噛み合うことで、全員が安心して乗れる
「優しい車内空間」の土台がここで作られるのです。
出発・走行時注意すること
打ち合わせを終え、さあいよいよ出発です。
キャラバンを走らせる際、ヒカルさんが最も神経を尖らせるのが
「G(重力加速度)」のコントロールです。
お年寄りは骨がもろく、踏ん張る力が弱いため、
急ブレーキや急ハンドルは車内での転倒や骨折に直結します。
交差点を曲がる時は、歩くようなスピードまで十分に減速。
段差の手前ではブレーキをそっと抜き、ショックを極限まで減らす
「ふんわり運転」を徹底します。
また、狭い住宅街の路地では、死角からの飛び出しに備えて
常にスピードを抑制。
「車内の誰も揺らさない」というヒカルさんのプロフェッショナルな執念が、
アクセルとブレーキを踏む足先に宿っています。
利用者宅に到着・介護士が家族や利用者に挨拶
最初の目的地である利用者さんのご自宅へ到着しました。
ヒカルさんは利用者宅の手すりの位置に昇降口をぴたりと合わせ
利用者さんが安全に乗れるようにキャラバンを停車させます。
又、周囲の警戒にも当たります。
ここからは同乗している介護士さんの出番です。
玄関のチャイムを鳴らし、明るく元気な声で「おはようございます!」
とご家族と利用者さんにご挨拶。
介護士さんは単にお迎えをするだけでなく、ご家族から「昨夜の睡眠状態」
や「今朝の服薬の有無」を丁寧に聞き取ります。
この朝の短い会話が、利用者さんの緊張をほぐし、施設での1日を
最高のものにするための大切な架け橋となります。
ご家族のホッとした笑顔に見送られながら、乗車へのステップへと移ります。
健常者さんの乗車の場合
杖を使えば自力で歩行できる健常者(歩行可能)な利用者さんの乗車時も、
決して油断は禁物です。
キャラバンのサイドドアが開くと同時に、自動で出てくる「オートステップ」
と手すりを利用していただきます。
ヒカルさんと介護士さんは、前後の死角をカバーするように立ち、
利用者の動きを見守ります。
無理に体を引っ張るのではなく、お年寄りが自分のペースで足を上げられるよう、
言葉で優しくリード。
「ゆっくりで大丈夫ですよ」という声掛けが、
焦りによる足元のふらつきを防ぎます。座席に深く腰掛けたことを確認し、
シートベルトを優しく、かつ確実に装着するまで、
ヒカルさんたちの鋭い視線を緩めることはありません。
助手席に利用者さんを乗せる場合
車内の特等席である「助手席」に利用者さんを案内する場合、
ここは最も外の景色が見やすく人気ですが、同時に乗降の難易度が
高い場所でもあります。
通常は助手席は利用者さんは乗らないのですが、義足を付けた利用者さんや
利用者さんの人数が定員いっぱいになる時など助手席は使われます。
助手席のドアを大きく開き、ヒカルさんはステップの足元をしっかりと
足で押さえ支えます。
お年寄りには、まずシートにお尻を乗せていただき、その後、
両足を揃えてクルリと前を向くように乗車をサポート。
頭をドアのフレームにぶつけないよう、介護士さんが優しく手を
添えてガードします。
助手席はエアバッグなどの安全装備がある反面、万が一の急ブレーキ時に
前方に飛び出しやすいリスクもあるため、シートベルトのねじれを直し、
体にピタッとフィットさせるまで細心の注意を払います。
車椅子に乗って乗車する場合
歩行が不可能な利用者さんは、車椅子のままキャラバンの後部に乗り込みます。
日産キャラバン自慢の電動リフトの出番です。
ヒカルさんはリフトを地面まで下ろし、車椅子を慎重にプラットフォームの
上へ押し進めます。
リフトの「車輪止め」が確実にロックされたことを目視と手で確認し、
電動スイッチをオン。
リフトが静かに上昇を始めると、ヒカルさんは車椅子が揺れないよう
両手でグリップをしっかりと支え続けます。
「はい、上がりますね」という事前の声掛けは、お年寄りの恐怖心を
消し去るための大切な魔法。
床面と同じ高さまで上がったら、車内へとゆっくり車椅子を迎え入れます。
車椅子を前に移動する場合
車内に入った後、車椅子を所定の固定位置へと移動させます。
キャラバンは車椅子を、2台乗せることが出来ます。
車椅子の利用者さんがその日2人いる時、先の利用者さんの車椅子を
前の車椅子の位置までに移動します。
キャラバンの車内は福祉車両として広く設計されていますが、
車椅子を動かす際は、すでに乗車している他の利用者さんの足や
手すりにぶつからないよう、極めて慎重なコントロールが必要です。
ヒカルさんは腰を低く落とし、車椅子のフットレスト(足置き)の
位置を常に確認しながら前方の固定スペースへと進めます。
指定の位置に到着したら、車椅子のブレーキをしっかり掛け、
キャラバンに備え付けの固定用ワイヤーをフレームの強固な部分に
ガッチリと結合。
ウインチのスイッチを入れ、ガタつきが1ミリもない状態まで締め上げます。
これこそが、走行中の安全を担保する命綱なのです。
全員を乗せて病院に向かう
7人の利用者さんと介護士さんが全員揃い、キャラバンは目的地の
病院へと進路を向けます。
車内はお年寄りたちの賑やかなおしゃべりで包まれ、
まるで小さなサロンのよう。ヒカルさんはその笑顔を守るため、
さらに集中力を高めます。
バックミラーで車内の様子を定期的に確認し、エアコンの風量や
温度が適切か、寒がっている方はいないかに気を配ります。
病院へのルートは、あらかじめ頭に叩き込んであるのですが、
それでも「最も舗装が綺麗で、段差が少ない道」を選びます。
後方に乗っている車椅子の利用者さんは、運転席よりも大きな振動を
感じやすいため、ヒカルさんはまるでお豆腐を運ぶかのように、
極めて滑らかな等速走行を維持し続けます。
病院に到着・利用者さんの補助機を用意する
ようやく無事に病院のロータリーへ到着しました。
ヒカルさんは歩行者や他の救急車両の邪魔にならない決められたスペースへ
キャラバンをスマートに停車させます。
サイドブレーキを掛けエンジンをかけたまま、まずは中央の昇降口迄
歩行器などの補助機を運びます。
利用者さんそれぞれの「相棒」である歩行器や杖、車椅子を手際よく
配置していきます。
これら補助機のブレーキの効き具合や、ネジの緩みがないかを
その場で瞬時にチェック。
お年寄りが車から降りた瞬間に、すぐ安全に使い始められるよう、
ヒカルさんは補助機を使いやすい向きに整えて待機します。
続いて後方のゲートを開けて、車いすの利用者さんを下ろします。
ドライバーでありながら、移動に関わるすべての福祉用具のメカニック
としての役割も、ヒカルさんは完璧にこなします。
利用者さんを誘導、所定の場所まで車椅子を押す
補助機の準備が整ったら、いよいよ降車と院内への誘導です。
リフトを使い、車椅子の利用者さんを一人ずつ地上へ安全に降ろしていきます。
ここからは再び介護士さんとの完璧なコンビネーションが光ります。
介護士さんが歩行の利用者さんを優しく支えて院内へ案内する間、
ヒカルさんは車椅子の利用者さんを引き受け、受付や待合室の所定の
場所までゆっくりと車椅子を押していきます。
院内の自動ドアを通る時、スロープを登る時、
ヒカルさんの足元は常に静かです。
段差の手前では車椅子を少し傾け、前輪をやさしく浮かせて
ショックをゼロに。
「有難う、ヒカルさんの押す車椅子は全然怖くないわ」その言葉が、
最高の報酬です。
運航記録簿に時間を書き込む
全員を病院のスタッフやご家族に引き渡し、午前中のお迎えミッションが
無事に完了しました。
静かになったキャラバンの運転席に戻り、ヒカルさんは「運行記録簿」
を取り出します。
出発時間、病院への到着時間、そして現在の正確な走行距離を
ボールペンで丁寧に記入していきます。
この記録は、単なる事務作業ではなく、施設が適切な介護サービスを
提供したという公的な証明であり、キャラバンの燃費やメンテナンス時期を
管理するための重要なデータです。
乱れのない綺麗な文字で記録を締めくくることで、午前の業務が法的に、
そして組織的に正しく完了したことを示します。
アルコールチェック表に書き込む
運行記録の記入が終わったら、
次は自身の安全管理者としての義務を果たします。
「アルコールチェック管理表」を取り出し、朝の始業前に計測した数値、
そしてミッション終了後の現在の状態を書き込みます。
法的な義務化に伴い、介護現場でもドライバーの飲酒管理は極めて
厳格に行われています。
ヒカルさんは、自分が1秒たりとも酒気を帯びた状態でハンドルを
握っていないことを、このシートに厳証します。
数字に嘘は許されません。
徹底された自己管理の証が、この1枚のチェック表に凝縮されています。
誰からも信頼される御意見番のような正確さで、
全てのチェック項目に丸をつけ、サインを記入します。
キャラバンのキーを返す、午前のお迎えの終了
全ての書類記入を終えたヒカルさんは、キャラバンのキャビン内を
サッと清掃し、窓を閉めてドアをロック。
施設の事務室へと向かいます。
「午前のお迎え、事故・トラブルなく終了しました!」と元気な声で報告し、
運行管理者へキャラバンのキーと、先ほど記入した運行記録簿、
アルコールチェック表を提出します。
管理者が書類を確認し、キーが所定のフックに戻されたその瞬間、
ヒカルさんの午前中の緊張の糸がようやくフッと解けます。
相棒であるキャラバンをお気に入りのドックに戻し、
午後からの「お見送りミッション」に備えて、
ヒカルさんは短い休息に入ります。
まとめ
日産キャラバン福祉車両と、ドライバーのヒカルさんが紡ぐ1日。
それは、一見すると地味な送迎の繰り返しに見えるかもしれません。
しかし、そこにはお年寄りの命を守るための徹底した「始業点検」、
Gを感じさせない「極上の運転技術」、そして介護士さんとの「阿吽の連携」
が詰まっています。
車椅子リフトを操り、お年寄りの手を優しく引き、正確な記録を残す。
そのすべての瞬間にプロの誇りがあります。
歩けなくなったお年寄りにとって、キャラバンは外の世界へ
連れ出してくれる本物の救世主。
午後からもまた、ヒカルさんのハンドルは、たくさんの笑顔と
安心を乗せて街を走ります。
関連記事
最後まで読んでいただき有難う御座います。
スポンサーリンク

コメントを残す